今では食事などもバランス良く食べることが出来ますし、生活環境も良くなり、長生きをする方が増えて生きていますよね。医療もどんどん進化してきていますから、寿命も延びてきています。数十年前までは、60代以上となると家でゆっくりと過ごしている方が多かったですが、今では元気で若い方が多いですよね。60代を過ぎても、現役で仕事を続けている方もいますし、趣味を楽しんでいる方もいます。いつまでも、元気で過ごせるというのはとても幸せなことですよね。しかし、高齢者が増えるということは、医療機関に関わる人が増えるということにも繋がり、医療費負担も大きくなってしまいます。
年齢を重ねていくと、どんなに元気な方でも骨は弱くなってきますし、臓器等の働きも悪くなってしまいます。今まで、ちょっとくらいでは骨折しなかった方も、骨が弱くなっていることで骨折を起こしてしまうこともあれば、突然内臓疾患の病気などで入院が必要となることもあります。年齢を重ねれば、当たり前のこと。そして、こういった状態になってしまえば、誰でも医療機関を利用することが必要となります。高齢者の場合には、保険を使って支払の際には1割負担、2割負担で抑えることが出来ますから、生活に支障を来す心配ないでしょう。しかし、8から9割は国で負担をしていることになります。本来であれば、その分は国民の保険料でも補うことが出来るのですが、現在では少子化も問題となっており、保険を収める人と医療費を利用する人のバランスが崩れ、医療費負担の方が大きくなってしまっています。これから、更に深刻な状況に陥ってしまう可能性があるのです。このように、高齢化社会というのは様々な問題を抱えていることになります。国民一人一人が協力していくことが大切となるでしょう。また、周囲で支えることも大切ですが、一番良いのは健康的な体を維持して医療にかからないことです。みんなが自分の体に責任をもち、健康的な生活態度を提唱することが必要となってきます。